ano 学ぶログ

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「"やさしい"って何だと思う?」

 

ano「.........え?」

 

 

 

むかしむかしのお話。

 

 

とあるお店で

アルバイトをしていた時のお話。

 

 

 

 ano「ヤサシサ...ですか?」

 

 

先輩「そうそう!

   anoさんはどういうものが

   "やさしい"ものだと思う?」

 

 

ano「うーん...と

    そう、ですね.........」

 

 

ano(今日はまた、いつもと違った内容の

    話をしているなぁ...)

 

 

先輩「因みにBさんは〇〇だって~」

 

 

ano(いつもはもっと

    互いの身の回りの出来事なんかを

    話しているのに...)

 

 

C先輩「やっぱり△△じゃないですか?」

 

 

ano(どういった経緯で

    この話題に行きついたのか?)

 

 

ano「一言で"やさしい"と言っても

    立場や人によって様々だと思うんです」

 

 

ano(...これはアレかな?

    やさしいとは何かを訪ねつつ実は

    遠回しに「お前は気遣いが出来てない」

    と伝えてきているのかな?

 

 

先輩「確かにそうだよね~」

 

 

ano「なので難しいと言いますか...

    抽象的な答えになるんですが...」

 

 

ano(事実なので否定の仕様が無いケド; ;

    ...でも「こうなりたい」というものは

    自分の中にハッキリある)

 

 

ano「自分の思う"やさしい"は...」

 

 

先輩「なになに?」

 

 

 

ano「歩幅を合わせられて

    相手に寄り添って一緒に歩いて行ける

    人、事では...ないでしょうか?」

 

 

ano(...伝わりにくかったかな?)

 

 

先輩「あ~、確かにそうかも!!」

 

 

ano「えと...それも

    物理的なものだけではなく

    相手を甘やかすだけでもなくて...」

 

 

ano「真に相手の先のことを考えて

    優しく、時に厳しくするもの

    ...だと思います」

 

 

 

 

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ano「お先に失礼します」

 

 

 

「お疲れ様~」

 

「お疲れ~」

 

 

 

ano「"やさしさ"かぁ...」

 

 

それもいつも通り単なる話の一つで

 

明日にはもう話題に挙がらないものだとは

思っていたけれど

 

 

ano「本当の...正しい...?

    やさしさって何だろう?」

 

 

自分の頭の中は

そのことでいっぱいだった。

 

 

 

あの時先輩に話した

「自分の考える"やさしさ"」については

 

自分のその時の答えとして

しっかりと伝えられていたと思う。

 

 

 

 

高校時代、周りの友達は

本当に素敵な人達ばかりで

 

普段はいい加減なように見えて

決めるときはしっかり決めて。

 

...要領が良かったのだろうな、と。

 

 

そして物事の先まで見据えていて

 

自分の考えをしっかり持っていて

 

 

物事の理由や意味について

よく考えて行動していて...

 

 

そして何より

気遣いができる人達だった。

 

 

 

いつも無償で寄り添い

歩幅を合わせて一緒に歩いてくれた。

 

 

その友達を頭に浮かべながら

"やさしさ"についての考えを述べた。

 

 

そんな人達と出合い、

共に過ごせたことに嬉しく思い

 

 

また同時に

歩幅を合わせられない自分とを比較して

情けなく思っていた。

 

 

 

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いきなりグイグイと

距離を詰めるタイプの人間ではなかったので

 

正直最初は

心を開いていないというか

 

周りの人を警戒していた気がする。

 

 

 

そんな時、

「ある出来事」が起こった。

 

 

自分の不注意で

大切なものを無くしてしまった。

 

 

元々自分の持ち物だったので

無くしても自分が困るだけで済む...

 

けれど貴重なものなので

見つからなければショックではあった。

 

 

 

大人しく仕舞っておけば良かったと

持ち出した自分を恨んだ。

 

 

 

周りの人が近づく場所だったので

「盗られる」ことを警戒していた。

 

 

「無くした時に皆を疑わないように」

と言い聞かせていたが...

 

実際には「皆を疑っているから」

その場から持ち出したのだった。

 

 

 

時間もなく焦っていた時に

通りかかった友達の一人に出会った。

 

事情を聞かれて

そのことを簡単に話した。

 

 

友人「え!?それ大変じゃん

   探すの手伝うよ」

 

 

ano「え...いや大丈」

 

 

友人「おーい皆~

   anoが探し物があるみたいだぞ~

   皆で探そう」

 

 

友人B「お~!」

 

 

友人C「マジか!

     どんな感じの見た目?」

 

 

ano「え...いやいや大丈夫!!

    皆は休憩時間なんだから

    休んでいて大丈夫...」

 

 

友人D「いやいや気にしないで!

     大事なものなんだし

     速く見つけよう」

 

 

友人E「ちょっとチャットで

     皆に聞いてみるね」

 

 

 

 

.........。

 

 

 

 

 

...非常に情けなかった。

 

 

自分はこんなに良い人達を

疑っていたのか...と。

 

 

嬉しい気持ちも確かにあったけれど

何より申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 

 

 

今までも、そしてこの後も

沢山沢山助けられた。

 

 

 

いつも歩幅を揃えて

一緒に歩いてくれたり...

 

時に厳しく、変に気を遣わず

こちらのことを思って

ハッキリと言葉をぶつけてくれた友達。

 

 

これって結構難しい。

 

 

そんな友達を見て

 

「自分も力になりたい」

 

「歩幅を合わせて

 一緒に進んでいける人になりたい」

 

と思うようになった。

 

 

 

本当に

感謝の気持ちでいっぱいだ...けど

 

 

優しい皆にそれを言ったら

 

「そんなことはない

 寧ろいつも助けてもらっている」

 

と答えると思う。

 

 

 

 

敵わないなぁ...本当。

 

 

 

 

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「優しさ 意味」

 

そうインターネットで調べると

 

 

「〇〇が出来る人」

「〇〇のある人」

 

 等々...様々な答えが出てくる。

 

 

 

相手の言動に腹を立てない人

 

何処までも優しく

そして気遣いができる人

 

厳しい人

 

 

 

自分が今、

一つの答えを持っている様に

 

皆が皆、それぞれの答えを持っている。

 

 

 

全ての人に共通した答えがあるのかは

まだ判らないけれど...

 

それを探す事を

止めたくないとは思っている。

 

 

今の自分の答えが

友達の"やさしさ"に触れて見つかったように

 

また別の"やさしさ"に

触れられるかもしれないから。

 

 

そして自分の目標でもある

「相手の歩幅に合わせて

 一緒に歩ける存在になる」

に近づけると思うから。

 

 

 

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自然災害、事故、事件.........

 

 

 

今日もニュース等を見て、考える。

 

 

 

 

「..."やさしい"って何だろう」