4分33秒という楽曲があります。
ジョン・ケージが1952年に作曲した曲の通称、
音楽は音を鳴らすものという常識を覆す
「無音」の音楽。
演奏者は舞台に出場してから
楽章の区切りを示すこと以外何もせず、
一定の時間が経過したら退場...。
.........。
まぁこちらは
「自然音や生活音を聴く」
というものですが...。
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目を閉じていても
何かが動いているのが見えるように
無音の中にも
何かの音が聞こえてきませんか?
「音楽」は音が鳴るもの
「無音」は音がしない
...即ち音楽ではない
とは違うと思います。
この「無音」は意味も価値も無い
...とは思いません。
音楽は兎に角音を足せば良い
...とも思いません。
ノートに隙間なく文字を書いても
見にくく、大切な情報が埋もれやすい。
しかし何も書かない「空白」を用いると
メモ...記録としてより完成度の高いものに。
音楽の「無音」は
そんなノートの「空白」
の様な存在ではないでしょうか?
それに情報量が少ない程
冷静に慎重に対象を見ることができて
想像力も働くと思います。
ゲームの3D化や
詳細に書き込まれたキャラ設定...
情報量が多いと
対象を見たままにしか捉えられない。
ドット絵や
敢えて決めない明かさない設定の方が
対象に注目しますし、想像も膨らむ。
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音楽の無音は
集中状態で想像を膨らませながら
楽しむことができます。
無音でなくても
静かな音楽/パートや
音の余韻が残る部分も
そうではないでしょうか?
纏めて...「静かな部分」
完全な無音曲はありませんが
静かな曲を選んでみました。
(過去に無音パートを入れた方が
訴えられたことがあるそうですヨ)
実際に聴いてみると
よく解るかなと思います。
ピアノ曲は
静寂...ピアノ音の後の無音と
残るうねりを感じやすいかと思います。
黒塗りの夜景 @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL
どう森の早朝のBGMで
流れていそう。
nocturne @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL
静寂をより楽しむには
ホールで聴くのがオススメです。
目を閉じて聴いていると
物凄く音楽の世界?...に没頭できます。
Retrospect @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL
この曲は
無音部分がハッキリしていますね。
Feel My Mind @ フリーBGM DOVA-SYNDROME OFFICIAL YouTube CHANNEL
.........とまぁ
終始完全な無音曲ではありませんが、
「無音」「静寂」は
何となく耳で感じられたと思います。
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ちょいちょい脱線したりしましたが
何が言いたいかというと......
「無音」や「静寂」は大切な
音楽の要素だと思う...ということ。
情報量が少ないからこそ
集中力と想像力が高まる...ということ。
ヒーリングミュージックや
落ち着いたジャズ等はお勧めです。
目を閉じて、想像力を働かせながら
音楽を楽しんでみてください。
では。