皆さんこんにちは。
今回は
「恋する小惑星 3巻」
の感想記事になります。
↓2巻の感想記事↓
クリスマスパーティーも終わり、
新しい年を迎える。
地学部員にとって誘惑の多い神社。
舞先輩なんて新旧の地図を用意して
比較を始めてしまい………
何とか誘惑を振り切ってお参りへ。
引っ越しの話以降様子がおかしいあお。
舞先輩はかなり早い段階で
あおの異変に気付いていたけど
あー…
この様子から見るに
みらはクリスマスパーティーで漸く気付いて
………でもそれがどうしてなのかは
判らなかったのか。
夢に夢中になっていて
親友の悩みに気がつけなかったみら。
いつもは兎に角明るく、前向きだけど…
みらはこういう場面・状況には弱いみたい。
舞先輩…!
冷静に、慎重に
みらを落ち着かせ、あおに寄り添う。
舞先輩が少しずつ部長として成長していて
何だか嬉しい気持ち。
(桜先輩の気持ちが何となく解る)
大切なことを話してくれなかった「怒り」で
あおを責めるのではなく
あおの悩みに気づいてあげられなかった
自分を責めるみら
………そして
真理先輩も、桜先輩も、舞先輩も
萌も新聞部達も
皆あおのことを思って
真剣になってくれている。
みらや舞先輩が
「周りが見えていない、自分は駄目だ」
という風に言っていたけれど
…とんでもない。
結局皆仲間想いの優しい人達。
良い人しかいない。
みさ姉の提案で
あおは自分の気持ちを母に伝えることにする
引っ越し…
お金が絡むものだから
子供が口出ししてもどうしようもない
…ことが普通。
「焦げた」 ←可愛い
「縮んだ」 ←可愛い
あおの手料理なら黒焦げでも食べる
あお、クリスマスパーティーでも
やらかしていたなぁ………w
別々に暮らすとなると
2件分の家賃を払わないといけないし
他人の家に同居させるとなったら
相手側への負担や責任も生まれるし
例え相手側がOKを出しても
そう簡単に許可できないよなぁ………。
あおは我慢してしまう所がある。
でも、叶えたい約束があって
こうして再開できたのだから
このまま別れるのは勿体ない。
例え無理でも、困らせてしまうとしても
今ここで「自分の気持ち」を伝えるべき。
………勇気はいるけど。
ここからのシーンは本当良かった。
子の気持ち、そして親の気持ち。
母の子を想う気持ちが優しくも切ない…。
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みらあおが一つの問題にぶつかり
乗り越えようとしているのと同時に
違う場所でもまた悩みを抱えている人が。
おぉ、これは珍しい組合せ。
バレンタインチョコの作り方を
教えてほしいと萌に頼む桜先輩。
珍しい組合せな上に
普段攻める萌が逆に攻められっぱなしな姿を
こんなに沢山見られるとは。
タジタジな素の萌も良いなぁ。
さくもえもっと見たい。
このタイミングで
新しい組合せを持ってくるのは良い。
バレンタイン当日。
卒業してしまう前に
勇気を出して友チョコをプレゼント。
みらもあおも、そして桜先輩も
今の状態が変わってしまうその前に
自分の気持ちを伝えることに成功。
漸く素直な表情を見せてくれた。
そして
萌も桜先輩のお陰で勇気を貰えたのか、
手遅れになってしまう前に
「本命チョコ」を渡すことに。
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そして卒業式の日………
真理先輩は部活が合併して
「地学部」が誕生した時のことを思い出す。
遠藤先生は今より桜先輩にビビっていて
桜先輩はまだ真理先輩にあたりが強くて
真理先輩が部活動に対してドライな時。
真理先輩みたく進路の為に部活動や部長を
している人は珍しくないけども。
舞先輩が中立の立場に立ちつつ…
ギクシャクした状態のまま新学期を迎える。
何かに夢中になっている皆を見て
羨ましいと思いながらも
部長として「楽しい」を捨て
部の為に活動することに。
「これで良いのか」と疑問に思いながらも。
桜先輩もいっぱい泣いたのか。
地質班は涙もろい。
イノ「先輩このハンカチください」
みらのサプライズ。
一歩引いて他の人の写真ばかり撮っていた
…そんな真理先輩の写真を集める。
「地学部員」(1年目)のアルバムなんだから
真理先輩だけ写真が少ないのはいけない。
しかも部員の為に頑張ってくれた部長でも
あるのだから。
ここの話を見た後
あとがきのイラストを見るとウルッとくる。
あのイラストはズルイ(褒め) (´;ω;`)
「私も…ちゃんと楽しかったみたい」
はぁぁ…最高。
やっぱり卒業イベントは感動するなぁ。
そこまで見ていた日常が終わってしまう
胸がキュゥゥ…となるこの切なさ…
それぞれ新しい生活が始まることへの
期待感も合わせて
…本当大好きだ。
地学部最初のメンバーの活動は
………これにて終了。
そして、
それぞれ新しい生活がここからスタート。
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みらあお同居生活のスタート。
しかし初日から「とあること」で
喧嘩してしまう。
こんな調子では…と不安になるあお。
これからは同居するし
何度も助けてくれたみさ姉も
真理先輩も桜先輩もいない。
2人で何とかしないといけないことは
沢山生まれてくるはず。
最後にみさ姉から
「みらをよろしく頼む」とお願いされる。
二人が何故喧嘩をしたのか、
その後どうやって仲直りしたのか、は
是非、自身の目で確認を。
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新学期。
3人となった地学部。
部員勧誘をすることに。
そんな時、地学部にやって来た2人が。
占いや石が好きな不思議キャラな千景に、
気象を学びたい結構ズバッとものを言う悠。
悠は「もっと真面目に取り組むべき」と
みら達に話す。
義務感に縛られている悠に
色んなものに触れる楽しさを知って欲しい…
その為に考えたのが………
去年は晴れたけど、今年は雨。
遠藤先生のお陰で何とかバーベキューを
することはできたものの…………
悠は(食べ物以外に)中々心を開いてくれず…
思ったより手強い。
………まぁ困ったら餌付けをしよう。
こういった時にさり気なくアドハイスや
サポートをしてくれるのが千景。
千景の様なタイプの人は
よく人や周りを見ている人が多い印象。
千景の様な存在は
チームにおいて重要だと思う。
元々興味があって「好きだった」気象、
学んでいたのに肝心なときに何も出来ず
「嫌い」になったけど
もっと学ばないといけない、と思い
自分の気持ちを押し殺して行動している今…
…でも本当は饒舌になって語り始める程に
気象が大好き。
またも遠藤先生のナイスアシスト。
折角夢中になれるものがあるのに
そんな険しい顔でいたらいけない。
自分の気持ち…
「好き」という気持ちを大切にしてほしい。
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小惑星探しも引き続き行う。
小惑星を探す
「きら星チャレンジ」参加を目指して
書類選考に挑む2人。
結果は………
一週間後………
なんとみらが書類選考突破。
………まさかのあおが書類選考落ち。
いなくなっても心配してくれる
真理先輩と桜先輩。
舞先輩に
後輩2人………
千景と悠の励まし。
それを受けて、勇気を貰ったあお。
この3巻であおが急成長しているなぁ…。
あおは「いま自分に出来ること」を
全力で頑張ることに。
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きら星チャレンジに参加。
みらは同じチームの仲間と協力し、
小惑星を見つけるために奮闘する。
しかしアクシデント発生で
ただでさえ少ない調査時間が更に無くなり…
2年に進級したということは
進路をそろそろ決めないといけないけれど…
みらとあお、それぞれ何処を目指すのか?
あの時の桜先輩の質問に答えを出す時間が
刻々と迫ってきているけれど、みらは………?
………そして
みらとあおは
小惑星を見つけることは出来るのか?
きら星チャレンジの内容やその後の話は
是非皆さんの目で確認を。
【最後に】
一つの終わり、一つの始まり。
色々な思いや悩みを抱えていたけれど
変化が起こる前に、
手遅れになる前に解決し
スッキリした気持ちで新しい生活に移れて
本当に良かったな、と。
特に卒業していく真理先輩と桜先輩はそう。
同じことの繰り返しになるけれど、
やはり学園もの、部活動ものは
卒業イベントは欠かせないし見逃せない。
途中何度も壁にぶつかって、悩んで………
でも最後にはスッキリした気持ちで
最高の笑顔を見せて、卒業。
その笑顔が本当堪らない………!!
何処か頼りなかった舞先輩、みら、あお
3人も先輩として成長していて
頼もしくなっていく姿を見て
ホッとしたり、しんみりしたり。
2年目の地学部、どうなっていくのか
非常に楽しみ。