【ぼっち・ざ・ろっく! 1巻 感想】
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自分の様な暗い人間でも輝ける…と
バンド活動が出来ることを目指して
ギターの練習を始めた主人公「後藤ひとり」
演奏は動画サイトで1動画10万再生以上
………しかし中学時代友達0人。
文化祭ライブ出演を夢見ながら…も
ハンドメンバーを集められず2年経過。
そのまま高校に入学。
ひとりみたく、他人との関わりが少ないと
伝える力が無くなっていって
自らを発信するのが苦手になるし
悪いものを発散できず貯まっていくから
自信もドンドン無くなりネガティブになる
ひとりはこれが年単位で続いているから
結構重症化しているなぁ…。
「変わりたい」と願いながらも
「これで良い」と考えてしまう時も。
………まぁ一人でいるのは楽だから
そう思うのも理解できる。
基本望みはあっても他力本願なのは
わかりすぎるくらい理解できるw
バンドグッズを大量に装備し
バンドに誘ってもらうことを期待しながら
………ひとりみたいなキャラって
突然謎の行動力を発揮するなぁw
やっぱり言葉で伝えないと
届かないんだなって。
スーパーネガティブクコザコメンタル主人公
本当すきだなぁw
バンドなんてこの先も無理なのだろうと
そう思っていた時………
通りすがりの人に
サポートギターを頼まれる。
これも解りすぎるw
そして何とか捻り出した声が変な声で
また声を出すのを止めてしまう…と。
これはひとりに共感する漫画だったか………。
ドラム担当の虹夏。
サポートギターを頼まれるも………
いきなり今日ライブ。
それも他人との日常会話すら難しいひとりが
ステージに上がる………
普通の人なら多少緊張する位で済むけど…。
ちょいちょい悲しくなること言わないで…。
会話時目を合わせるの辛い ←解る。
ここまでを見る感じ
花名 + 薫子 = ひとり
………って感じかなw
凄く好みのキャラだ。
動画での評価とのギャップもあるし
そもそも会話を振れる子でもないので
虹夏に正体は伝えず、ライブへ。
表情をあまり出さないが技術は一番高い
ベース担当のリョウ。
でもこういったキャラは決まって
変人が多いんだよね………。
人前で演奏、他人との演奏…
まだ怖いと思う気持ちはあるけれど
同時にここで一歩踏み出せば
新しい何かが待っているのでは?…と期待
………でもやっぱり怖いと。
曲自体はギターを弾き続けてきたひとりには
難しいものではない、が
???「ゴリラのドラミングは
グーではなくパーです!」プキー
誰かと合わせたことがないから
バンド単位での演奏は全然駄目な状態。
後、ひとりのコミュ障とかも
影響してるんだろうなぁ。
サポートに入ったこのバンドのバンド名は
「結束バンド」
………虹夏は変えたいみたいだけど。
怖くて緊張して
本来の実力を出せなかったけど
段ボールに入っての演奏になったけど
このライブで、バンドを組んで演奏する
その楽しさを知ったひとり。
そして次はもっと上手く演奏しようと
「またステージに立つ」ことを決める。
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今後の結束バンドの活動について
以前ライブをした
虹夏の自宅兼ライブハウスで話し合い。
あまり来たことのない建物に
中々入る踏ん切りがつかないの解る。
ひとり → ネガティブ妄想モード
リョウ → マイペース爆弾投下
虹夏 → 2人にツッコミ
「結束バンド」なんてバンド名なのに
全然まとまりがないという………。
突然いなくなったギターボーカル。
ギターはひとりがいるから
何とかなるとはいえ
ボーカル探しもしないといけない。
平行して曲作りも。
作曲はリョウが担当。
作詞はひとりが担当することに。
………随分と長い布石だことw
ライブやノルマの話や
あるあるネタ等についての話があって、
こういったことを
楽しみながら知ることが出来るのは良い。
ひとり & リョウ
→→→ 友達いない、集客無理
暫くはライブの度に数万負担が必要
↓
ライブのノルマ代を稼ぐためバイトしよう!
↓
ひとり「怖い!社会が怖い!!」
外を歩くのも緊張する位だからなぁ…。
やる勇気はないが
断る勇気もないのが我らコミュ障。
このライブハウスでバイトをすることに。
まぁ活動費を稼ぎつつ
人に慣れるチャンスだと思えば………
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バイトをばっくれようとするひとり。
何とか覚悟を決めてライブハウスへ。
バイトスタート。
ひとりは作業内容を歌にして覚えようと
おもむろにギターを取り出し演奏を始める。
店長はひとりがギターが実は上手いことに
この時にはもう気がついているみたいで…。
やっぱり1人演奏なら上手い。
へー、成程成程。
じゃあライブハウスのバイトをしている人は
「飲食店でバイトをしています」
と言っても間違いは無いのか………。
ドリンクスタッフとして
きちんと接客が出来ていないひとりに虹夏は
ライブって
演奏が開始してからではなくて
もっと前から始まっているのかな?
…なんて思った。
人によって始まりが違うのだろうけど
ライブの告知を見た時、
ライブチケットを購入した時、
ライブハウスに入った時、
ドリンクを受け取った時………
時間とお金を使って、期待をし
お客さんはやって来る。
そこで当日、受付で嫌な対応をされたら
どう思うだろう?
来てくれたことへの感謝を伝えたり
このライブが思い出になる手伝いが出来る…
スタッフとしてライブの成功に関われて
お客さんの生の声や笑顔に触れられる…
スタッフの仕事は緊張するだろうけど
嫌なことだけでないし、
またライブの成功のために影響する
大切な…また素敵な役でもある筈。
自信のスタッフの仕事への考えを改めれば
ひとりももっと明るく、
しっかりと接客ができると思う。
主人公がしていい顔じゃない。
…主人公がしていい顔じゃない その2。
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バイトには少し慣れたけど
相変わらず学校には行きたくないひとり。
月曜が憂鬱?
………平日毎日憂鬱だけど。
朝起きて第一声がいつも
「眠い怠い面倒くさい行きたくない」(高速詠唱)
学校でとある人物に遭遇。
郁y…喜多はギターが弾けると耳にしたひとり
結束バンドのギターボーカルとして
加入を勧めることに。
………何だか乗り気ではない喜多。
一度ライブハウスに来てもらうことに。
喜多からの質問。
「バンドを始めたきっかけは何か」
…(その位なら)不純な理由でも良いと思う。
バンドに対する考え、思いは
本当に人によって違うんだな、って。
興味はあるのに以前のことを気にして
遠慮する喜多に対して、ひとりが言う。
「ひっ一人で弾くより
皆で弾くのはたのしいですよ…」
この台詞を言ったのが…
…以前はずっと一人で弾いていた
(そこから変われた)ひとりから聞けるとは。
説得力があるというか。
コミュ障で引き篭もり体質で友達0、
自分をダメ人間だと思っている…
…そんな少女の勇気、言葉で
一人の人間が救われた瞬間。
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ギターボーカルとして郁…喜多が加入。
練習を進めつつ…
今回はアーティスト写真を撮る話。
途中の楽しい雰囲気や
ラストのとんでも展開………
ここは是非、自身で読んで楽しんでほしい。
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臓器を売ろうと考えているひとりに
リョウが声をかける。
新曲を作るために
作詞担当のひとりは頭を悩ませる…。
元の暗さを隠しきれていない
喜多ひとりすきw
何故リョウは以前いたバンドを辞めたのか
………等、リョウのことが分かる話でもあり
ひとりがまた少し前に進める話でもある。
ここも是非自信で読んでほしい。
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来月(夏休み後半)に迫ったライブに向けて
練習を続ける結束バンドメンバー。
虹夏はライブの参加を姉である店長(29)に
お願いしに行く…が
お金の問題ではなく、実力的に出せない
出たいならオーディションに合格しろ
………とのこと。
まだ経験の浅い喜多と
人慣れしていないひとりには難しい。
しかしオーディションはもうすぐ。
結束バンドは合格の為にどうするのか…
そしてひとりは一人考える…
「何のためにバンドをしているのか」
「自分の中で何か変われたものがあるか」
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結束バンドの宣伝フライヤーを作ったので
配ろうとしているひとり。
今は「そう呼ぶもの」だと知っているけど、
昔は「“フライヤー”…? コレが?」
…って驚いた記憶が。
普通“フライヤー”って聞いたら
あっちの方を思い浮かべる…よね? …ね?
酔っ払いに遭遇するひとり。
そのお姉さんの提案で
路上ライブで客集めからの
チケット販売をすることに。
知らない人が大勢歩いている外で演奏。
ひとりにとっては怖いことだから
突然言われても戸惑うか。
ひとりの作ったオリジナル曲を即興で、
そしてひとりの演奏に合わせて支える…
変人ではあるけれど同時に演奏技術もある
不思議な人との出会い。
でもこの出会いのお陰で
また一つひとりは壁を乗り越えられた筈。
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ライブで着るTシャツのデザインを決める話
ひとりの奇行とセンスの酷さが際立つ回w
何とかデザインも決まり
ライブを目前に頑張ろうと意気込む
そんなメンバー達に悪い知らせが………。
台風接近
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ライブ当日
各々家族や友人にチケットを売るも
台風接近で来られない人が次々と。
知っている人が来てくれるのは
演奏する側にとって凄く力になるから…
それが半分以下になってしまった今は
結束バンド4人のメンタルが心配。
その不安にプラスして………
無名のバンドへのリアクションは
まぁこうなってもおかしくない…とは言え
これを聞いてしまったら
もういつも通りを保つなんて無理だ。
「何とかしないと」と動き出したのは…
一番のコミュ障で、怖がりなあの人。
ここのイラスト、そして演出
滅茶苦茶鳥肌立った………!!
だからそこのシーンは是非見てほしい。
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ひとりと虹夏、二人きりで話す。
今まで、バンドが躓いて歩みを止めたとき、
いつも何とかしてくれたのは、ひとり。
虹夏と互いの思いを再確認する。
ひとりがバンドをやる理由は………
【だからこそ?】
重症化した人見知りとコミュ障から生まれる
ひとりの奇行と行き過ぎた妄想。
更にそこに真面目に悩むシーンもあり
緩急が激しい...のだけれど
それなのに絵的にも話的にも非常に見やすい。
激しすぎるボケやツッコミは
漫画でも小説でも読み疲れやすいけれど
この作品はその辺りのバランス...というか
工夫?が良くできているな、と思った。
主人公のひとりは怖がりで
現状のままで良い、と考えることもある
...けれど実際物語を読んでいると
「変化することを楽しんでいる」様見て取れた。
ただ踏み出すのが怖いだけで
変わることが嫌なわけでない...
「変われるものなら変わりたい」
と考えているのがよく分かった。
そして友達0人でずっと過ごしてきて
コミュ障であるのに...
周りの感情の変化等に敏感で
周りへの配慮ができるのが意外だった。
.........。
怖がりで、他人との接触を避けようと
周りの様子をよく観察していたから
いざ人と関わる...
となった時にその観察力が活かされ、
気遣いが出来るのかな?
そして人のために行動できる
実は優しい面も。
演奏技術は
「滅茶苦茶上手いのに勇気が出ないと
その力を十分に発揮できない」
っていう設定も結構好き。
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